検出ピンと安全回路 プラズマ切断トーチには感電防止のために安全機能が付いています。 その回路の検知部が検出ピンになります。左の図のようにトーチボディからピンの先端が出ていて、ピンをシールドカップがしっかりと押し込むことで安全機能が解除され、電流がトーチへと流れるようになっています。 安全機能によって、シールドカップを外し金属の通電部がむき出しの状態で誤ってトーチスイッチを押しても電流が流れず感電を防止できます。 スイッチが入らないときのチェックポイント トーチスイッチを押しても切断が出来ない原因は色々あります。左図に示している4つのポイントが代表的な原因です。 最初に確認したい点はシールドカップがしっかり取り付けられているかです。 検出ピンをしっかりとシールドカップで押していないと電流は流れません。 次にトーチボディから出ている検出ピンが折れていないかを確認し、それでも異常がない時はスイッチ本体の故障と制御ケーブルの断線等を調べます。 スイッチが入らないほとんどの場合この4つのどれかが原因ですが、すべてに異常がなかったときはプラズマ切断機本体の異常かもしれませんので修理業者に依頼しましょう。 店長のオススメPoint パナソニック プラズマ切断トーチ部品の検出ピン TMP00020 2個 YT-03PE3用です。 黒いエル字型のピンです。 小さい部品ですが、トーチスイッチの安全回路を切り替える重要な部品です。検出ピンが折れてしまい、切断ができないこともよく起こります。 私は先端部品の交換をするときに、一緒に検出ピンの状態を見るようにしています。 樹脂製のため、衝撃や荷重に強くはないのでトーチの取り扱いは丁寧に行いましょう。 ※検出ピンはトーチボディ組の付属部品です。トーチボディ組を購入時には一つ付いていますので、折れてしまったときの交換用として単品商品をご用意しています。 商品詳細 Panasonic ( パナソニック ) 純正 検出ピン TMP00020 2個 プラズマ切断トーチ YT-03PE3用です。 L字型の黒い樹脂製の部品で、ペンシル形トーチ用です。 検出ピンはトーチボディ組の付属品です。シールドカップが付いていないと電流が流れないようにする安全回路(シールドカップ有無検出機構)の検知部品です。 検出ピンは樹脂で出来ているので、強い衝撃や荷重が掛かると折れる可能性があります。検出ピンが折れてしまうとシールドカップを付けても電流が流れないため切断が出来ません。スイッチを押してもアークが出ない時は検出ピンが破損していないか確認しましょう。 使用可能切断トーチ YT-03PE3 YT-03PE3CB0 YT-03PE3CC0 使用可能切断機 YP-035PF3 おすすめ商品