ミツマタはなかなか趣に富んだ春の花木です。 新葉が芽吹く前の枝先に花だけが開花する姿は、冬が終わり待ちわびた春がきたことを喜んでいるようにも見えます。 うつむくように下を向いて咲く花には香があり、小さな花が集まって半球形をつくっています。 この小さな花には花弁はなく、花弁のように見えるのは筒状の萼の先端が4つに裂けて反り返ったものです。 枝は3つに分枝し、これが「ミツマタ」の名前の由来となっています ミツマタは高級和紙の原料として利用されています。紙の原料として使われるのは、ミツマタの樹皮です。和紙の原料として使われるものとしては、ほかにもコウゾ、ガンピなどがありますが、ミツマタで作られた和紙はこれらに比べてより丈夫で、紙の表面に光沢があるため、より高級感のある紙を作ることができるといわれています 強い繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料としても有名で、紙幣などにも使われています。 ツマタは、新芽が芽吹く前に花を咲かせ、早春を告げる花として親しまれている落葉低木です。 ミツマタは、可愛い黄色の花がポンポンのように丸く密集した状態で咲きます。花は、まさに春の訪れを連想させるような甘酸っぱい香りがします。枝は、どこまでいっても必ず三つに分岐する特徴があります 。そんな姿からミツマタという名が付きました。枝の表皮をはいで乾燥・漂白加工したものは、生け花やアレンジメントによく用いられます。 高さ50センチ お届けする時期によりまして 樹姿は変わります 画像の撮影日 1月頃です